HDMシステム(好気性発酵分解)
堆肥ができるまで
1. 各家庭から生ごみが排出
専用の容器に魚や野菜等の生ごみを入れていただきます。
2. 作業員により収集・運搬
週4回、作業員によって専用の容器ごと生ごみを回収します。
その他、各組合員により契約されている飲食店等の事業系生ごみも定期的に回収されています。給食センターや公共施設から出る生ごみも運び込まれます。
3. ゆめかまどにて粉砕
回収された生ごみは粉砕機に投入され、ペースト状にされます。ペースト状にすることで、効率的に堆肥に混ぜ込みやすくなります。
4. 重機による投入撹拌(かくはん)
ペースト状になった生ごみを重機を使い「コロニー」に投入し、よく混ぜ込みます。
※コロニーとは:木製チップを母体とした菌の寝床のことをいいます。
5. コロニーでの発酵・分解
混ぜ込んだ堆肥は、空気を含むことで発酵、高温となり水蒸気が発生します。内部は、60℃近くまで上昇し、24時間で90%以上の生ごみが減容されます。
6. 機械によるふるい作業
月に2回、ふるい機を使い堆肥を収集していきます。良質な堆肥を集めるため、何種類ものコンベアーを通り作業員の手で一つひとつ不純物を取り除いていきます。サラサラになった土のようなものが堆肥となります。できた堆肥は、さらに4か月寝かせて熟成された良質の堆肥となります。
7. 野菜・作物・木花へ散布
できた堆肥は袋詰めされ消費者へ無料で配られます。市民や農家に提供された堆肥を社債や作物、木花に散布することで堆肥は土に還ります。
ゆめかまどの堆肥は市販されている化学肥料に比べると、その差は歴然でできた野菜や植物等の成長は著しく、比較的大きく、さらに糖度や味においても栄養価が高いものになっています。
8. 収穫された野菜・お米
収穫された野菜やお米が各家庭の食卓に運ばれます。それらの食べ物は調理されることで、また生ごみとして排出されます。